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開運メッセージ
江戸末期(1859年)に、川手文治郎によって開かれた「金光教」という老舗の創唱宗教があります(その名の通り、光輝く金運を呼び込むヒントが満載の教えです 笑)。その初代玉水教会長だった故・湯川安太郎先生は、何事もありがたく受け取る名人でした。
彼には、次のような面白いエピソードが残っています(「湯川安太郎信話」より要約。金額部分は、現代版に修正しています)。
「先生、大家さんが替わりまして、これまで10万円だった家賃を、倍にあげて20万円にすると言うのです。困っております。どうしたらいいでしょうか?」と相談された湯川先生は、どんなアドバイスをしたと思いますか?笑
僕なら「少しでも家賃が安くなるように、大家さんと今すぐ交渉しなさい」と、アドアイスしたことでしょう。
でも、何事もありがたく受け取る名人の湯川先生は、次のようにアドバイスしたのです。
「家賃5万円の家に住むのと10万円の家に住むのとでは、どれだけ人間の値打ちに上下が出来るか…。私は10万円よりは20万円、20万円よりは50万円、50万円よりは100万円の家賃の家に住みたい。その理由は、家賃の高い家に住めるほど、それだけその人に値打ちがあるように思われるからだ。あんたも値打ちが出てきて、20万円の家に住めるようになったのだから、赤飯炊いて祝いなさい」と…(笑)。
そもそも、私たちは生きていくために必要なモノ丸ごと全部、ずっと無償で与えられっぱなしなのです。
自分のカラダだってそうでしょう。汗をかくのも、オシッコするのも、食べ物を消化するのも、心臓を動かして血液全身に送り届けているのも全部、自分の力じゃないんです。
それは、私たちを生かそうとするイノチの力…。
そんなイノチを私たちは無償で与えられているんです。
イノチだけでなく、カラダも水も空気も太陽も食べ物も、何から何まで与えられっぱなし…。
つまり、宇宙は与えることが先なのです。
呼吸も同じで、吐くのが先でしょう。「おぎゃー」と息を吐いて生まれてきて、息を引き取って私たちは死んでいきます。
もちろん、お金も同じで、与えることが先なのです。
そういえば、托鉢(たくはつ)に関するお釈迦さんのエピソードがあります(出家したお坊さんは職業を持たないので、一軒、一軒、家をまわって、お米やお金をお布施として受け取る托鉢という修行があります)。
ある日、天災が続いたため、経済的にとても困窮した地域で、お釈迦さんはお弟子さんと一緒に托鉢されたそうです。お弟子さん問うていわく「こんなにも貧しい人たちから托鉢することは、許される行為なのでしょうか?」と。お釈迦さん答えていわく「だからこそあえて、そのような人たちからお布施を受け取らなければならないのだ」と…。
自分のお金と言ったって、死んで持っていけないモノの所有権が、自分にあるわけはないでしょう。
お金も無償レンタルとして私たちに与えられていて、私たちにはその使用権が認められているだけ…。
それなのに、自分のお金と勘違いするからケチになるのです。
でも、誰かのお金なら、大胆に、楽しく、使えるものでしょう(笑)。
ましてや、その誰かは、与えることが生きがいで、みんなを楽しませることが大好きな宇宙銀行総裁です。そんな超お人好しの宇宙銀行総裁が、ますますあなたに惚れこんで、もっともっとお金の使用権をあげたくなるような、粋なお金の使い方をしたら良かったのです(笑)。
「古事記」の中には、天の岩戸開きという有名なお話がありますが、「天の岩戸」という「悟りゲート」は、ありがたいココロ、楽しいココロ、面白いココロで開いて、アマテラス(=私たちのイノチの本質の光)はお出ましになったのです。
つまり、何事もありがたく、楽しく、面白く受け取れば、「悟りゲート」は開かれて、「One=All(ワンネス)」の光り輝く本当のあなたがお出ましになるってことです。
湯川先生も「悟りゲート」の体得者だったから、泉のごとく自由闊達な思考が涌き出てきたんですね…(「悟りゲート」は「宇宙銀行」の引き出し口でもあります)。その証拠に、湯川先生には、次のような言葉もあります。以下、「湯川安太郎信話」より、該当部分を引用します。
「私は天地のムジンゾウ(無尽蔵)に手を突っこんでおるから、人間に向かってほしがらんだけのことで、そんだけ私の方が欲ですわ。それ知らないから、みんなは、ほしがるんです。天地のフトコロに手を突っこむ・・・目先では欲がないように見えますが、私の欲は、だんだん深く大きくなってきました。みんなも私と同じように欲ふかくなって、天地の無尽蔵に手を突っこむようにおかげを蒙って頂きたい」
「おかげは底なしだ。とり次第だ。欲は放るに及びません。本当に生かし切り、生かし抜くことですな。本当の欲は、神さまに手を出すことだ。思いきり出すのです。だんだんとその手がのびて、神さまのフトコロ、神さまの金庫に手が届くところまで、そして天地の無尽蔵に手を突っこむことである。天地の無尽蔵に手を突っこむということは、タイしたことだ。天地のフトコロは、なんぼとってもとりつくせんくらいでっせ。ちっぽけな限りがある人間のフトコロなんぞ、アテにせんでもよろしい。世間で言う“欲な人”言うたら、小さい、限りがある人間のフトコロあてにする人で、人間のフトコロをねらう欲にすぎん。そないな欲は、マルマル自分のものにしたところが、底が知れてる。私が、“欲になれなれ”と言うのは、天地の無尽蔵に手を突っこむことをおぼえ、天地のフトコロをあてにせえと言うのである。この天地をわがフトコロに入れる・・・そこまでの欲を持ってほしいものであります。」
(引用はここまで)
とは言っても、湯川先生のように「プラス思考をしなさい」って意味ではありません。
ありがたく、面白く、楽しくなってしまう思考、あなたを元氣100倍アンパンマン状態にしてしまう思考が、ポンポン飛び出してくる源泉があるのです。
その源泉である「悟りゲート」を、体得しなさいってことです。
「悟りゲート」をつかまない限り、プラス思考なんて無理な話なのですから…。
すべては、「悟りゲート」から始まります!笑